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理学療法士について
会長挨拶(平成30年度)
 このたび、代表理事に就任いたしました平岩康之と申します。若輩者ですが、滋賀県民の保健医療福祉の発展に邁進致す所存です。何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申しあげます。
 本会は理学療法士の団体です。理学療法士は国家資格であり、リハビリテーションの担い手であります。私が免許をとった昭和61年には滋賀県県内で50名程度しかおりませんでしたが、現在では1000名を超える会員数となりました。これは医療や社会におけるニーズの高まりに応じたものであると思います。しかしながら全国では10万人以上の有資格者がいますが、滋賀県はその100分の一程でしかありません。県民一人当たりにするとまだまだ十分な理学療法の提供ができるところまでは行っておりません。今後も人材を確保し、一人前に育てることは本会にとっては重要な課題です。
 本会は、全国組織である日本理学療法士協会と連携し、国家資格取得後間もない方から管理者レベルまでの生涯学習プログラムを提供しております。就職されて2、3年は新人プロラム研修を受講し、プログラム修了者は、引き続き認定理学療法士、専門理学療法士、上級管理者を目指した生涯学習教育を受ける機会を提供しております。日進月歩する医学や進展する少子高齢化などの社会情勢に対応していくには、経験年数に関わらず常に学習を続けることが大変重要です。こうした努力が、理学療法の質を担保していくことにつながり、県民の皆様に安心して理学療法を受けていただけることにつながると信じております。
 これから将来、少子高齢化が進むにあたり、県民の皆様がより元気に長生きすること(健康寿命延伸や介護予防)や、たとえ病気や障害があっても住み易い地域社会にすること(地域共生社会の実現)に私たち理学療法士会会員は他のリハビリテーション関連職や行政の方と協力しながらお手伝いをはじめています。それぞれの専門性、立場により知識や労力を出し合い、少しでも皆様のお役に立てればと存じます。
 「健康しが」は私たちの願いです。「本会の会員だから安心できる」、皆様からそう言っていただける理学療法士を一人でも多く輩出できる団体にすることをお誓い申し上げまして挨拶とさせていただきます。

会長:平岩 康之

会長:平岩 康之